女性ホルモン活性化で更年期を乗り切ろう

ヨガを取り入れて女性ホルモンを活性化させる方法を綴ります。

更年期世代の女性は日焼け対策をしっかりと!

更年期世代こそ紫外線に注意しましょう

 更年期(おおむね45~55歳)は、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少するため、さまざまな不調があらわれやすくなりますが、肌の乾燥もそのひとつです。

エスストロゲンが減少すると肌が乾燥しやすくなり、さらに、のぼせなどで肌の温度が上がると、水分の蒸発量が増えて、さらに乾燥に拍車がかかってしまいます。キメが乱れた肌は、バリア機能が低下するため、紫外線ダメージを受けやすい状態になっているといえます。

 

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 紫外線やストレスがシミの原因に!

紫外線を浴びると肌が黒くなりますが、これはメラノサイトという細胞が紫外線の害から肌を守るためにメラニン色素をたくさん作りだすことによって起こります。

肌内部で作られたメラニン色素は、ターンオーバー(肌の新陳代謝)によって、およそ28日程度で徐々に肌の表面へと押し上げられ、古い角質と一緒にはがれ落ちていきます。

 しかし、加齢などによってターンオーバーがスムーズに行われなくなると、メラニン色素が肌に残りやすくなり、それが定着してシミとなります。

また、更年期はエストロゲンの減少によってストレスに弱くなることに加え、ストレスを感じる出来事が増える時期でもあります。ストレスは体内の活性酸素を増やしてしまいますので、そのことが原因でシミができてしまう場合もあります。

紫外線はシミだけでなく、シワの原因もつくります

肌のハリや弾力は、主に真皮にあるコラーゲンやエラスチンによって保たれています。
肌のバネともいえるコラーゲンやエラスチンは加齢によって減少することがわかっていますが、この減少に拍車をかけるのが紫外線です。

紫外線の中には真皮にまで到達するものがあり、そのダメージを受けるとコラーゲンは断ち切られ、エラスチンは形が変わり、肌にシワやたるみをもたらして、見た目年齢をぐっと引きあげてしまうのです。

日焼け止めの選び方

まず日焼け止めを選ぶときにおなじみのSPFは、5月~9月までの初夏〜初秋の間、肌に日焼け跡を強く残すUVB対策に効果があります。

・SPFとは?

UVBをカットする効果が続く時間を表したものです。一般的に「何もつけずにUVBを浴びて日焼けするまでの時間は約20分」と言われます。SPF1=20分間を基準にしているため、「SPF20」の日焼け止めを塗った場合は、通常(20分)の20倍(約6時間半)、肌を日焼けから守ってくれるのです。

・UVB(紫外線B波)
波長が短く、肌表面の表皮にとどまります。4月頃から強くなり、とくに5月~9月までの初夏〜初秋の間、肌に日焼け跡を強く残すようになります。

  • オフィスワークがメインの人だと「SPF30」程度で十分。
  • SPF20程度までは数値が高くなるにつれてUVBカット効果が上がり、SPF20で紫外線を90%以上カットします。
  • SPF25程度でピークになるため、それより高い数値のものを使っても効果はあまり変わりません。

近年では、SPF50以上の数値は表示しないというルールができたため、50以上の効果があるものには+をつけて「SPF50+」と表示しています。ただしSPFだけを意識するのは不十分。あわせて、曇の日でも窓を通過して肌の奥深くの真皮に到達し、シワやシミを作る原因になるUVAを防御する「PA値」の高いものを選ぶことが大切です。

PAのレベルは

  • PA+ (効果がある)

  • PA++(効果がかなりある)

  • PA+++(効果が非常にある)

  • PA++++(効果が極めて高い)

の4段階で表示されるようになりました。とくに日差しが強くなる春以降の紫外線対策には、PA+++~PA++++のものを使うようにしましょう。

朝一番に顔を洗い、スキンケアをしたついでに、日焼け止めまで塗ってしまうのがおすすめです。

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乳液や下地クリーム、ファンデーションの中にも、日焼け止め効果のあるものが多く出ていますので、そうしたアイテムを使って、スキンケアのついでやメイクのついでにUV対策をするのもいいでしょう。

日焼け止めは、テクスチャーが改良され、SPF値やPA値が高いものでも、白浮きしたりつっぱったりするような感じがしない、肌に優しいタイプも多くあります。自分の肌と生活習慣に合うものを選びましょう。

石鹸で落ちるUVファンデ

 

もし、うっかり紫外線を多く浴びてしまったら?

まず、肌の炎症を抑えるケアが大切です。化粧水などで保湿を十分にしながら肌を冷やしましょう。

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紫外線はシミやシワをつくるだけでなく、身体の免疫力を低下させるともいわれています。更年期はエストロゲンの急激な減少によって、心身の調子がゆらぎやすい時期です。紫外線ダメージでその不調に拍車がかからないように、上手に紫外線を避けて元気に更年期を過ごしましょう。